デュープとは何か

今回のパリ・パフューム・ウィーク2026では、講演テーマとして「デュープ」が繰り返し語られていたことも印象的でした。
デュープとは、人気の香水や高価格帯の香りに似せて作られた、いわば“再現型”の香水のことです。
価格面で手に取りやすいという側面がある一方で、香りそのものが代替されやすい時代に入っていることも示しています。
だからこそ、香りだけを価値の中心に据える販売方法は、以前よりも弱くなっています。
原料の説明も、調香の物語も、それだけでは差別化の決め手になりにくい。
いま必要なのは、香りをどんな姿にし、どんな世界観のなかで記憶に残すかです。

ブランドとは、三位一体であること。
産地を選び、香りの個性を立ち上げる「調香」、
手にした瞬間に、その違いが記憶に残る「香水瓶」、
そして、時間を忘れるほど惹き込まれる「世界観」。
この三つを切り離さず、ひとつの価値として立ち上げること。
それが、これからの香水ブランドに必要なことなのだと思います。
今年のパリ・パフューム・ウィークが示していたのも、まさにその変化でした。
香水業界はすでに「香り」だけで戦っているのではなく、調香、香水瓶、そしてブランドの奥行きまでを、どのようにひとつの価値として結晶化させるかに注目しているように感じます。
A10では、最新の香水業界の情報をふまえながら、ブランドの方向性づくりや見せ方についてもサポートしています。
これから香水ブランドを立ち上げたい方、既存ブランドを見直したい方は、お気軽にお問い合わせください
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